気体分子運動論では、気体を古典力学に従って運動する剛体球の集まりとみなす。 平衡状態にあるとき、剛体球は衝突と等速直線運動を繰り返し、座標と運動量がある値で指定される 状態にある剛体球の数の分布を確率論を用いて導入する。このモジュールでは、剛体球の衝突 による粒子数の分布について考え、Maxwell分布を導く。