M蛋白の同定法

  1. 蛋白電気泳動でMバンドがみられるか確認する。
  2. 検出されたMバンドと抗血清を反応させたレーンで易動度の一致するバンドが形成されているか確認する。
  3. 特異抗血清からH鎖のクラス、およびL鎖のタイプを判定する。

注意点

本法では抗体過剰を原理として沈降物を形成させている。そのため、試料の希釈が不十分であるとバンドの中抜けが起こる(中抜け現象)。この場合、検体の希釈率を上げて実験を再度行う。

IgM-λ型M蛋白血症例

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