居住・移転の自由 | |
概要 |
22条1項前段が保障する居住・移転の自由とは、どこに住み、どこへ移動するかについての自由であり、これには旅行の自由も含まれる。 22条2項は、外国移住の自由と国籍離脱の自由を保障する。海外渡航の自由(外国旅行の自由)が憲法のどの条項で保障されるかについては、争いがある。22条1項の居住・移転の自由に含まれるという見解や、13条の幸福追求権に含まれるという見解もあるが、判例は、22条2項の外国移住の自由に含まれるという(帆足計事件判決(最大判昭和33年9月10日民集12巻13号1969頁))。 |
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対象/前提 | 初めて日本国憲法の解釈論を学ぶ全学部の1年生を対象にします。入門的な講義ですので、受講にあたっての前提要件はありません。日本国憲法の解釈論についての専門的な講義ではありません。 |
キーワード | 日本国憲法,居住・移転の自由,外国移住の自由,国籍離脱の自由,海外渡航の自由,外国旅行の自由 |
作成者 | 信州大学 全学教育機構 柳瀬昇 |
協力者 | |
親教材 | 財産の自由 |
更新日 | 2009年1月7日 |
注意事項 | |
本教材は、平成18年度『現代的教育ニーズ取組支援プログラム』「教育の質保証プロジェクト」の支援により開発されたものです。 |
学習の留意点 |
初めて日本国憲法の解釈論を学ぶ全学部の1年生を対象とする入門的な講義です。日本国憲法の解釈論についての専門的な講義ではありません。日本国憲法の解釈論の基礎を約30時間程度で学ぶためのコースですので、解釈論上の重要論点について深く立ち入ることはできません。 日本国憲法その他法令を引用することが多いので、できるだけ新しい六法(法令集)を手もとに置き、必要に応じて、参照してください。 |
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教材群 |