はじめに(憲法と人権の限界(2))

概要  今回は、次の2つの問題について、議論します。
 (1)公務員や刑事施設に収容されている者など、国家と特別な関係にある私人に対する人権保障は、どのように考えるべきでしょうか。
 (2)憲法が、本来、国家と私人との関係を規律するものであるとしても、憲法の人権規定は、私人相互間ではまったく適用されないのでしょうか。
対象/前提  初めて日本国憲法の解釈論を学ぶ全学部の1年生を対象にします。入門的な講義ですので、受講にあたっての前提要件はありません。日本国憲法の解釈論についての専門的な講義ではありません。
キーワード 日本国憲法,人権総論,公務員の人権,憲法の私人間効力
作成者 信州大学 全学教育機構 柳瀬昇
協力者
親教材憲法と人権の限界(2)
更新日2009年1月7日
注意事項
本教材は、平成18年度『現代的教育ニーズ取組支援プログラム』「教育の質保証プロジェクト」の支援により開発されたものです。
学習の留意点  初めて日本国憲法の解釈論を学ぶ全学部の1年生を対象とする入門的な講義です。日本国憲法の解釈論についての専門的な講義ではありません。日本国憲法の解釈論の基礎を約30時間程度で学ぶためのコースですので、解釈論上の重要論点について深く立ち入ることはできません。
 日本国憲法その他法令を引用することが多いので、できるだけ新しい六法(法令集)を手もとに置き、必要に応じて、参照してください。
教材群
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