日本国憲法

概要  この講義は、日本国憲法の解釈論を学ぶことを通じて、法的なものの考え方を養うことを目的とします。
 憲法の規定する人権と統治機構の枠組みを理解することは、これから社会や人間を深く学んでいこうとする学生にとって、きわめて有益なことです。憲法は、すべての実定法の基礎法であるので、法学をより詳しく学びたいと考えている学生はもちろん、いかなる専門分野に進もうとする学生も、自律的な市民生活を営むうえでの基礎的素養として、しっかりと理解してください。
 標準的な憲法解釈論の基礎を、概括的に、かつ、平明に講述します。内容としては、憲法総論、人権論、統治機構論の順に講義を行います。
対象/前提  初めて日本国憲法の解釈論を学ぶ全学部の1年生を対象にします。入門的な講義ですので、受講にあたっての前提要件はありません。日本国憲法の解釈論についての専門的な講義ではありません。
キーワード 日本国憲法,憲法,人権,統治
作成者 信州大学 全学教育機構 柳瀬昇
協力者
親教材
更新日2009年1月7日
注意事項
本教材は、平成18年度『現代的教育ニーズ取組支援プログラム』「教育の質保証プロジェクト」の支援により開発されたものです。
学習の留意点  初めて日本国憲法の解釈論を学ぶ全学部の1年生を対象とする入門的な講義です。日本国憲法の解釈論についての専門的な講義ではありません。日本国憲法の解釈論の基礎を約30時間程度で学ぶためのコースですので、解釈論上の重要論点について深く立ち入ることはできません。
 日本国憲法その他法令を引用することが多いので、できるだけ新しい六法(法令集)を手もとに置き、必要に応じて、参照してください。
教材群
  1. theme憲法を学ぶ意義
  2. theme立憲主義の基本原理
  3. theme憲法と人権の限界(1)
  4. theme憲法と人権の限界(2)
  5. theme幸福追求権
  6. theme法の下の平等
  7. theme内心の自由
  8. theme表現の自由
  9. theme財産の自由
  10. theme身体の自由
  11. theme国家による自由
  12. theme国家への自由
  13. theme国会と立法権
  14. theme内閣と行政権
  15. theme裁判所と司法権・違憲審査権
  16. theme財政・地方から見る民主主義
  17. theme日本国憲法の生成と展開