8.酵素活性の測定

吸光度より酵素活性を求める!!

血清中の補酵素(NADH)を要求する酵素活性を、NADHの340nmにおける1分 間あたりの吸光度の変化により測定した場合、以下の式より酵素活性が求まる

IU/L = Δ0D/min×V2/V1×1/(6.22×103×10-6
= Δ0D/min×(V2×103)/(V1×6.22)

※血清量V1ml、反応液V2ml、NADHのモル吸光係数6.22×103
Δ0D/min1分間あたりの吸光度差

※吸光度からモル濃度を求める場合は、吸光度に対してその物質のモル吸光係数の逆数を乗じる。

Q, 1分間あたりの吸光度差は0.800、血清量20ml、反応液量80mlだった。
   NADHのモル吸光係数は6.22×103である。酵素活性を求めよ。

0.800 ×80/20×1/(6.22×103×10-6)=51.45

A、 51.45IU/L

NADH:ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド