に対して、
の各元に対して
の元をひとつずつ対応させる規則を
から
への写像とい う。 (
が
から
の写像であるとき
とかく。)
,
が等しいとは
,
であり、任意の
に対して
であることをいう。 (このとき
とかく。)
を
で定めると、これは写像かどうかを答えよ。ただし
とする。
の各元に対して
の元が
つ対応しているので定義に反する。
を
で定めると、これは写像かどうかを答えよ。
を
で定めるとこれは写像である。
を
を
で定めたとき、合成写像
を求めよ。
である。つまり、合成写像は、
である。
に対して、像
の定義を書け。
と
に対して、
の逆像
の定義を書け。
を
で定めたとき
に対する像
と
の逆像
を具体 的に書け。
,
を写像とする。
という記号は異なる意味で用いられることがある。これについて説明せよ。
に対して
は次の意味で用いられる。
に対して
に対して
,
ともに
の部分集合である。
が全単射のときに限り、
で
の逆写像を表す。すなわち
に対して
となる
が唯一つ存在し、
である。
は
の元である。
が全単射であっても (1) の意味で用いることもできる。このとき
は (1) の意味ならば
の (唯一つの 要素をもつ) 部分集合、 (2) の意味ならば
の一つの元である。この記号だけではどちらであるかの判別は不可能であ り、説明がない場合には前後の文脈から理解することとなる。
に対する
はどちらで理解しても同じ ものになる。
に対して
「
,
s.t.
」 (任意の
の元
に 対して
となるような
の元
が存在する)を示せ。
を構成せよ。また、それが全射であることを示せ。
を構成せよ。また、それが単射であることを示せ。
を写像とする。
が単射であることの定義
の元
に対して、
が成り立つとき
は単射であるという。 (任意の
の元
に対して、
が成り立つときとしてもよい。)
が全射であることの定義
が成り立つとき
が全射であるという。(任意の
の元
に対して
となるよう な
の元
が存在するときとしてもよい。)
であるから
である。すなわち、任意の
の元
に対して
となるよ うな
の元
が存在する。
で、仮定より、
である。よって
である。
の任意の元
に対して
となって、
は
の元である。した がって
は全射である。
を
と定めると単射である。
の元
,
に対して、
とすると、
だから、
となる。よって
は 単射である。
を
で定めるとき、
は単射であることを示せ。
を
で定めるとき、
は全射であることを示せ。
を
で定めるとき、
は単射であるが全射でないことを示せ。
とする。このとき
なので
である。
とする。
であり
である。
とする。
なので
であり、よって
は単射である。
に対して
となる
は存在しないので
は全射ではない。
から閉区間
への全単射を具体的に構成せよ。ただし、ここで
,
であるとする。
から
への全単射を具体的に構成せよ。(ちょっと難かしい。)
が全単射であるとは、
が全射かつ単射であることである。 (任意の
に対して
とな る
がただひとつ定まるとしてもよい。)
と定めると全単射である。 (点
を通る傾き
の直線である。)
を
から
への単射ではあるが全射ではない
から
への全射ではあるが単射ではない写像を具体的に一つ構成せよ。
から
への単射ではあるが全射ではない写像を具体的に一つ構成せよ。
から
への全射ではあるが単射ではない写像を具体的に一つ構成せよ。
について以下の問に答えよ。
が全射のとき、
に対して、
であることを示せ。
は正しくない。この式が成り立たないような例をあげよ。
が単射のとき、
に対して、
であることを示せ。
は正しくない。この式が成り立たないような例をあげよ。
)
とする。ある
が存在して、
となる。ここで、
より、
となって(逆像の定義)
である。
)
とする。
は全射なので、ある
が存在して、
となる。ここで
なので
である。したがって
である。
となる。
とし
を定値写像
(
) とする。このとき
とすれば
で あり
である。
)
とする。
となって、像の定義より、ある
が存在して
となる。
は単射なので
である。
)
とする。
で、逆像の定義より、
である。
となる。
とし
を定値写像
(
) とする。このとき
とすれば
で あり
である。
を写像とし
,
とする。
を示せ。
を示せ。また
は成り立つかどうかを考察し、成り立つな らば証明し、成り立たないならば、反例を挙げよ。
)
とする。このとき
または
である。
とすると、ある
があって
である。このとき
なので
である。
のときもまったく同様にして
となる。よって
であ る。
)
とする。このとき、ある
が存在して
である。
ならば
であり、
ならば
なので
である。よって
である。
となる。
と す る。 あ る
が あっ て
である。
より
であり、
より
である。 よって
となり
が成り立つ。
は成り立たない。
を
と定め、
,
とすると、
,
である。よって
であるから等号は成立しな い。
を写像、
で
とする。このとき
であることを示せ。
と仮定し
とする。定義により
であるが、
の仮 定に反する。よって
である。
,
について、
,
ともに単射ならば
も単射であることを示せ。
に対して
とする。このとき
となって、
が単射なので、
。さらに、
も単射だから
。すなわち、
は単射である。
,
について、
ともに全射ならば
も全射であることを示せ。
とする。
が全射だから適当な
が存在して、
となる。また
も全射だから、適当な
が存在して
となる。このとき
。であるから
は全射である。
,
について、
が全単射であるとき「
が単射である」
「
も単射である」を示せ。
)
に対して、
とする。このとき
となり、
,
ともに 単射であるから、
となる。。すなわち
は単射である。
)
に対して、
とする。
は全単射だから、
,
となる
,
存在する。このとき、
となる。
は単射なので、
である。よっ て
である。以上より
は単射である。
,
について、
が全射ならば
は全射であることを示せ。
とする。
は全射だから、
となる
が存在する。
なので
は全射である。
は全射なので
である。よって
となり
は全 射である。
,
について、
が単射ならば
は単射であることを示せ。
とする。このとき
である。
は単射なので
となる。
について、
が全単射であるための必要十分条件は、
で
かつ
なるものが存在することである。これを示せ。ただし
は
の恒等写像を表すものとする。
とする。
を
で定義する。このとき以下を証明せよ。
が単射ならば
は単射である。
が全射ならば
は全射である。
に対して、
であるとする。任意の
に対して、
、すなわち
である。ここで、
は単射なので、
と なる。
は任意なので
となる。したがって
は単射である。
とする。
は全射なので、各
に対して
なる
が存在する。このとき
を
で定めれば (実はここで選択公理が必要である)、
となり
である。よって
は全射である。
を集合、
を
の部分集合、
を
の部分集合とする。
に対して以下が成立することを示せ。





とする。このとき、ある
が存在して、
となる。ここで
だから、
となって、
である。したがって
である。
とする。このとき
かつ
である。よって、ある
が存在して
となる。
とすると
となり矛盾が生じるので
である。したがって
となり
である。よって
が成り立つ。
とする。このとき
である。
なので、
である。よって
となる。したがって
となる。
)
と す る。
となるので、
かつ
である。したがって、
,
となって、
である。
が成り立つ。
)
とする。
かつ
である。よって、
,
で あ り
となる。したがって
となる。よって
であ る。
が成り立つ。
)
と す る。
と な る の で、
か つ
である。したがって、
かつ
となり、
で ある。よって
である。
)
とする。
かつ
である。よって
か つ
である。すなわち
であり、
となる。したがって
となる。
が成り立つ。
)
とする。ある
が存在して
となる。ここで、
だから、
である。また
だから、
である。よって
と なる。
が成り立つ。
)
とする。
かつ
である。ある
が存在して
とな る。
だから、
である。したがって
となる。
よって
である。
が成り立つ。
を一つ固定する。
を
で定義する。このとき
の各元に対する逆像を求めよ。
,

の任意の元を集合
の唯一つの元
へうつす写像を
への定値写像という。
から
へ全単射が存在するとき
のべき集合
から
のべき集合
へ全単射が存在することを示せ。
,
が
,
を満たすならば、
は全単射で、
であ ることを示せ。
の部分集合
に対して、
を
の特性関数という。)
,
を
の部分集合とすると、任意の
に対して
を示す。
のとき
なので
である。 それ以外の場合には
または
なので
である。よって
である。
を示す。 (1)
, (2)
, (3)
, (4)
の四つの場合に分けて考える。 (1) のとき
である。 (2) のとき
である。 (3) のとき
である。 (4) のとき
である。よっていずれの場合 も
が成り立つ。
,
とし、写像
を




(空集合) 
,
とする。また
に対して
の部分集合と見る。このとき、以下のものを求めよ。 ![f([0,1])](img/set331x.gif)
![f([- 1,1])](img/set332x.gif)

![- 1f ([0,1])](img/set334x.gif)
![f- 1([- 1,1])](img/set335x.gif)
![f(f-1([0,1]))](img/set336x.gif)
![-1f(f ([- 1,1]))](img/set337x.gif)
![f([- 1,2])](img/set338x.gif)
![f([- 1,0])](img/set339x.gif)
![f([- 1,2]- [- 1,0])](img/set340x.gif)
![f([- 1,2]) - f ([- 1,0])](img/set341x.gif)
![f([0,1]) = [0,1]](img/set1886x.gif)
![f([- 1,1]) = [0,1]](img/set1887x.gif)

![f- 1([0,1]) = [- 1,1]](img/set1889x.gif)
![f- 1([- 1,1]) = [- 1,1]](img/set1890x.gif)
![-1f(f ([0,1])) = f([- 1,1]) = [0,1]](img/set1891x.gif)
![f(f-1([- 1,1])) = f([- 1,1]) = [0,1]](img/set1892x.gif)
![f([- 1,2]) = [0,4]](img/set1893x.gif)
![f([- 1,0]) = [0,1]](img/set1894x.gif)
![f([- 1,2]- [- 1,0]) = f((0,2]) = (0,4]](img/set1895x.gif)
![f([- 1,2]) - f ([- 1,0]) = [0,4]- [0,1] = (1,4]](img/set1896x.gif)
を
で定める。このとき、以下のものを求めよ。 





は単射であるとする。
と
について「
」であることを示せ。
)
ならば、
の定義より
である。
)
とする。ある
があって
となる。このとき
が単射であることから
となり
である。
,
とする。
が単射で、
が単射ではない例を作れ。
が全射で、
が全射ではない例を作れ。
,
,
とし、
を
,
を
で定め る。このとき
は単射ではない。また
は
で定まるものであり、単射である。
が条件を満たしている。すなわち
は全射でなく、
は全射である。
,
を写像とする。
が全射で
が単射ならば
は全射であることを示せ。
が単射で
が全射ならば
は単射であることを示せ。
は
から
への写像で、任意の
に対して
をみたすものとする。
であることを示せ。
であることを示せ。
が単射であることと
であることが同値であることを示せ。
である。
である。
は単射であるとする。 (1) より
であるから
である。
を
をみ たすものとすると
で、
が単射であることにより
である。よって
で ある。
とする。
について
とする。このとき
であ る。したがって
となり
、すなわち
である。よって
は単射である。
,
とする。簡単のため
,
,
はいずれも空集合ではないとする。次の条件は同値であることを示 せ。
が存在して
となる。
ならば
である。
(2).
が存在したとする。 また
とする。 このとき
である。
(1).
ならば
」が成り立つと仮定し、
となる
を構成する。
を一つ選ぶ。
に対しては
とする。
とする。ある
があって
である。このとき
として、写像が矛盾なく定義できることを示す。これを示すには
なる
に対して
となることをいえばよいが、これは仮定から成り立っている。
に対して
であることを示す。
とする。このとき
の定義により
である。よって
が成り立つ。
,
に対して
を
で定め る。
,
共に単射であるとき
も単射であることを示せ。
,
共に全射であるとき
も全射であることを示せ。
とする。このとき
であるから
,
である。
,
は共に単射なので
,
となる。よって
となる。よっ て
は単射である。
とする。
,
である。
は全射なので、ある
があって
で ある。また
は全射なので、ある
があって
である。このとき
であって
となるので
は全射である。
,
を空でない集合とする。
から
への単射が存在するとき、
から
への全射が存在することを示せ。
を単射とする。このとき
(
) が存在して、これは全単射である。
を以瑳のように定義する。
を任意にとり、固定する。そして
であるから
は全射である。