生理学的作用

  1. 新陳代謝の低下

    発痛物質・酵素の産生の抑制
    →炎症の拡大の抑制

  2. 血液循環への影響

    →一次的血管収縮と二次的血管拡張

  3. 毛細血管の透過性の低下

    損傷組織では毛細血管の透過性が亢進し,血漿成分が漏出することによって浮腫が起きる
    →浮腫の軽減

  4. 神経活動の低下

    感覚受容器の閾値の上昇,神経伝導速度の低下
    →疼痛の軽減

  5. 脊髄反射活動の抑制

    γ運動ニューロン・筋紡錘活動の低下
    →筋緊張の低下

  6. 組織粘性の増加
    →組織硬度が増加