pic 患者のひざを立て、 寝衣の裾を膝上まで上げる
pic タオルケットで大腿部、膝をくるむ
(タオルケットは保温・不必要な露出の防止、寝衣の汚染防止などの役目があり、 大腿をくるむことで安定性が増し下肢の姿勢保持に役立つ。足浴中はベースン内の湯で寝具・寝衣を汚染しないように注意する)
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膝の下に枕を挿入する (体位が安定し、患者もより安楽となる)

足の爪や皮膚の状態を観察する (爪の色、長さ、形、皮膚の色、発赤、創傷、浮腫の有無を観察することは、足浴の方法・実施間隔の検討、日々のケアの評価、疾患の評価などの情報となる。実施前・実施中の評価)

防水シーツとバスタオルを重ねて一度に足の下に敷く

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pic 看護師の前腕で温度を確認し、 足の傍に湯を入れたベースンを置く
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一方の腕で患者の下腿を下から支え、他方の手でベースンを足の下へ移動させる

患者の下腿を支えたまま、他方の手で患者の足に湯をかけ、湯の温度を確認する

必要に応じて温度を調整する

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ウォッシュクロスに石鹸をつける
患者の両足をベースンに入れ、2~3分浸す (湯の温度や浸す時間は患者の希望を取り入れ、調整する。足を湯に浸すことで保温効果が高まり、 温熱刺激で立毛筋が弛緩し、毛穴が開き、汗腺・皮脂腺が拡張する。また皮膚が浸潤し、汚れが落ちやすくなる)
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外果、足背、内果、足指、指間、足底、踵を洗い残しの無いよう、十分に洗浄する
(指の間や踵は汚れが落としにくいので意識して洗う)

お湯の中で石鹸分を洗い落とす
(石鹸によって変化したpHを正常化するには2回以上すすぐ必要がある)
  • 患者の両足を湯から出す
  • ベースンの下に敷いてあるバスタオルの上におく
  • ベースンの湯を排水用バケツに捨てる
  • ベースンの内側をきれいにすすぐ
  • ベースンをタオルの上におく
  • ベースン内に両足を入れて、湯を入れる
  • ベースン内の湯で両足をすすぐ
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一方の腕で患者の下腿を下から支え、 他方の手でピッチャーの湯を患者の足にかける

他方の手でベースンを手前に移動させる 患者の足をバスタオルの上に置く ベースンの湯を排水用バケツ内に捨て、邪魔にならないスペースに置く
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バスタオルで押さえるように水分を拭き取る
(濡れているうちに擦ると、やわらかくなった角化した皮膚がさらに鱗片として落屑する)

必要時:爪を切る・保湿クリームを塗布する
※爪きりの向きや当て方に注意する
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