試料の採取と調整、試料の分解 確認テスト

1.

岩石の全岩化学組成を求めるために、岩石試料を採取・調製するとき、もっとも注意を払わなければいけないことは何か、箇条書きにして説明せよ。
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解答

2.

円錐四分法とは、どのような方法か、簡単に説明せよ。
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解答

下のように、粗く砕いた岩石片を円錐状につみあげ、それを四等分する。 そのうちの二つをとり、さらに細かく粉砕し、また円錐状につみあげ、また四等分する。 そのうちの二つをさらに細かく砕く。 これを繰り返して、試料の粒子を細かくしながら、試料の量を減らしていく方法を、円錐四分法という。

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3.

珪酸塩試料をフッ化水素酸+硫酸で分解し、乾固させる。 それを塩酸で溶解させて作成した試料溶液から、珪素Siを分析することはできない。 その理由を述べよ。
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解答

珪酸塩試料をフッ化水素酸+硫酸で分解させるときの化学反応は以下のとおりである。

SiO2 + 6HF → H2SiF6 + 2H2O

分解した溶液を、過熱して蒸発・乾固させると、H2SiF6は、気体のSiF4となって揮散する。

H2SiF6 → SiF4 + 2HF

したがって、乾固物を塩酸に溶かした液には珪素がふくまれていないため、これから珪素を分析することはできない。