重量分析(重量法による硫酸根の分析)

重量分析

重量分析は、分析する試料を秤量したのち溶液にとかし、沈殿などにより目的とする成分を純粋な化合物として分離し、 その重量を測ることにより、試料中の目的成分の定量をおこなう分析法である。 重量分析では、分離した沈殿の重量をはかることにより定量するので、 標準試料を必要としない直接的な分析法であり、化学分析のもっとも基礎となる方法である。 なぜなら、機器分析においては、未知試料が示すある強度を機器を用いて測定し、 濃度が既知の標準試料のそれと比較して未知試料の濃度を求める間接的な分析法であることが普通である。 そのとき、用いられる標準試料の濃度は、究極的には重量分析によって決められたはずであるからである。

沈殿生成の条件

硫酸バリウムBaSO4の沈殿生成を例として

実験方法

硫酸銅CuSO4の硫酸根(SO42-)の定量

硫酸銅五水和物(CuSO4・5H2O)は青色の結晶で、 天然では、硫化銅鉱床の二次富化酸化帯に産出する(胆ばん、chalcanthite)。

今回は、単純化のため、無水硫酸銅(試薬)を用いる。

問1 ここで生じた沈殿は何か。名称と化学式を記せ。

名称_______ 化学式_______

問2 この物質の1molは何gか。

1mol = _______g

問3 (ウ)の溶液中のBa2+濃度を仮に0.016 mol/lとする。 BaSO4のKsp=1.0×10-10から、 (ウ)の、沈殿BaSO4と共存している溶液中のSO42-濃度を求めよ。

equation
(ウ)のビーカーを、湯浴上にのせ、1時間加熱し、沈殿を熟成させる。

ロートに無灰ろ紙(No.5C、またはNo.7)をつけ、ロート台にのせ、下に500mlビーカーをおく。 まず、(ウ)のビーカーの中の上ずみ液のみをろ過する。最後に、沈殿をろ紙上にうつす。

ビーカーを少量の水でよく洗い、洗液もろ過する。 ろ紙上の沈殿に温湯を注ぎ、Clイオンを完全に除去する。(5~6回)

<これ以降次回での実習>

問 生成した物質の名称________と、化学式________。

ルツボを電子天秤で秤量する。  ____ g

全重量 □ - るつぼの重量   =  沈殿のみの重量g

equation・・・(B)

・(A)と(B)の結果を求めよ。