B 分析化学実験をおこなう際の一般的注意

分析化学実験を効果的に、かつ安全におこなうために、以下のルールを厳守してもらいたい。

  1. 授業時間が始まったら、授業に集中すること。授業時間が始まっても、 休み時間の延長のような気分でいつまでもはしゃいでいると、教員の注意も聞き漏らし、事故の遠因となる。

  2. 実験中は浮つかず、落ち着いて実験をおこなうこと。 実験の観察と思考に集中できるよう、静かに行動すること。騒々しいと注意散漫になり、事故の遠因となる。

  3. 化学実験は常に危険が伴うので、教員の指示にしたがうこと。 不真面目な態度で行うと、不慮の災害をまねき、本人だけでなく周りの人にも災害を及ぼすことになる。

  4. 化学実験の際、白衣を必ずきること。 白衣を着ることは、薬品から体を守るという実利面だけでなく、 今は実験に携わっている、という気持ちにするためにも、必要なことである。

  5. 常に化学分析の原理をよく理解しておくこと。 なぜこの操作が必要か、どのような化学反応が生じるのか、 分析過程の障害となるものは何であるか、など。

  6. 使用する薬品の性質をMSDSシートなどであらかじめ調べ、知識を豊富にしておくこと。 薬品に関する知識を豊富にすることにより、事故をかなり未然に防げる。

  7. 各自の実験台の上は、常に整理整頓を心がけること。 また、床にかばんなどを置いてはいけない。引っ掛けて転倒事故の原因となる。

  8. 酸廃液やすべての重金属(Cr,Co,Pb,Mo,Tlなど)を含む廃液を、流しに捨ててはならない。 種類ごとにかならずポリタンクに保管して、指定された廃液処理日に、廃液処理業者に渡すこと。 また、水銀(Hg)を含む廃液については、一般重金属廃液と混合してはいけない。 水銀廃液だけ別にして保管すること。

  9. 塩酸、硫酸、硝酸、フッ酸溶液の蒸発乾固は、かならずドラフト中でおこなうこと。

    また、ドラフトの排気能力をこえるほど多量の試料を同時処理してはならない。