であること:
任意の
に対して,
であるから,
である。よって,
また,
ならば,ある
が存在し,
となるから,
であり,
は素数であるから,
でなければならない。したがって,
であるから,
以上から,
である。
であること:
であることは明らかなので,
であることを示せばよい。
ならば,ある
が存在し,
となるから,このとき
である。今,
は相異なる素数であるから,
でなければならない。したがって,
であり,
は単項イデアル整域であるから,
と表しておく。 p.92 の補題 2.4.1 より,
であるから,
は
のいずれかである。したがって,
の と き,
,
の と き,
,
のとき,
である。
であるから,
であることはよい。また,
の結果から
を真に含む
のイデアルは
と
しかなく,
であるから,
は既約なイデアルである。