は体
の付値とするとき,
を示せ。 ただし,
。
の
進付値
は付値の条件 (2), (3) を充たすことを示せ。

のとき,即ち 5 進付値を考える。このとき付値環は
を含む
のイデアルをすべて
求めよ。
であるから,
である。したがって,
のときは正しい。
であるから,
である。したがって,
である。
のどちらかが
ならば,主張は明らかであるから,
とする。
とし,
は分母,分子がいずれも
で割り切れないような分数,
) と表しておくと,
である。このとき,
であり,
のとり方から,
は分母,分子がいずれも
で割り切れないような分数である。したがって,
である。次に (3) についてだが,
としてかまわない。このとき,
と表せば,
のとり方から,
はいずれも
で割り切れない。よって,
は
で割り切れず,さらに
であることから,
の任意の元
に対して,
であり,
の任意の元
に対し,
であるから,
かつ
。よって,
である。定理 2.3.5(3) から,
の真のイデアルはすべて付値イデアルのベキであり,
である。よって,
を含むような
のイデアルは,
自身,
の 3 つである。