対偶をとり,「
が可約
が可約」であることを示す。
が既約でないとすれば,
となるような,
(ただし
)が存在する。このとき,
であり,
はいずれも次数 1 以上であるから
は可約である。
逆に,
が可約ならば上の結果から,
は可約である。
3次の多項式が可約であるとし,
であるとすれば,
の
いずれかの次数は 1 でなくてはならない。それを
とすれば,
は
を根に持つ。したがって,
が
の中に根を持たないならば,
は既約
である。
逆:「が既約ならば
は
の中に根を持たない」
もしが
の中に根
をもてば
は
で割り切れるから,
と表せる。今,
の次数は 3 であるから,
であり,
は可約である。