パーミッションの設定
パーミッションとは、UNIX系OSにおけるファイルの使用権限のことである。
「オーナー(ファイル所有者)」
「グループ(所有者の属するグループメンバー)」
「その他」
という3種類にユーザーをわけ、それぞれに
「読む」「書く」「実行」
の3種類のパーミッションを設定していく。


FFFTPで現在のパーミッションの設定が確認できる。
9つの表記を3つずつにわけて考える。順番に、
オーナー、グループ、その他 に対するパーミッションである。

r:読取許可。不許可ならば「-」
w:書込許可。不許可ならば「-」
x:実行許可。不許可ならば「-」

また、この9桁の表記を数字で表すこともある。
r:4、w:2、x:1、-:0 として、それぞれの数値の和によって表す。

例えばパーミッションの設定が「rwx---r-x」であるとすると
オーナー:読み取り・書き込み・実行 ― 4 2 1
グループ:すべて不許可 ― 0 0 0
その他:読み取り・実行 ― 4 0 1
であるから、これを数値で表すと、「705」となる。

CGIファイルのパーミッション設定

CGIはその性質上、オーナーは「読み」「書き」「実行」ができて、
その他の人は「読み」「実行」ができれば良い。

グループメンバーというのは、同じプロバイダの契約ユーザーのことであるが
その他のユーザーであることに変わりはないので、グループについては「0」設定。
ちなみに、オーナーもブラウザからファイルへアクセスする時には
その他として扱われることを覚えておこう。
何故ならば、オーナーであろうがグループメンバーであろうが、
ブラウザでアクセスした場合は、その情報が伝わらないからだ。
この意味で、グループ設定を0にしても問題はない、ということである。

一般的には以下のように設定をすれば問題ない。

ファイルの種類 パーミッション設定
CGI実行ファイル 705
.html .txt等、読み込まれるだけのファイル
.htaccessなど
604
CGIによって読み書きされる.txt等のファイル 606


実際の設定の仕方


パーミッションを変更したいファイルの上で「右クリック」
出てきたメニューの中から「属性変更」をクリック


オーナーとその他の設定を変更し、属性を確認し、OKをクリック


変更されていることを確認