Perl言語の基礎(文字列)
文字列
:文字列はダブルクォート「"」でなくてシングルクォート「'」で囲むこともできる。
しかし、まったく同じではなくて、ダブルクォートの間に変数や特殊文字(\nなど)があると、
その内容に置き換わる。シングルクォートの場合、変数、特殊文字を書いても変数や特殊文字の内容に
置き換わることはない。
例: $a="abc";
$b="$a def\n";
とすると、$bの内容はabc def(改行)となる。\nは改行を表す特殊文字。
$a="abc";
$b='$a def\n';
とすると、$bの内容は $a def\nのままとなる。
ダブルクォートの中で$,\,@,%,"などの記号を用いたい場合、文字の前に\記号をつける。
シングルクォートの中ではそのまま用いることができるがシングルクォートの中でシングルクォートを
使いたい場合は\'と\記号をつける。
例:$a="abc";
$b="\$a \\ \@ \% \"";
とすると$yの内容は$a \ @ % "となる。
$a="abc";
$b='$a \ @ % " \'';
とすると$bの内容は$x \ @ % 'となる。
配列:配列とは変数がいくつか集まったものと考えることができて、変数と同様に配列名を考え
先頭に@マークをつけて区別する。配列の一つ一つの要素を表す方法は配列名の前に$をつけ、
後ろに何番目の要素であるかを括弧[]の中に数字で書いて示す。一つ目の要素は[1]ではなくて[0]、
二つ目の要素には[1]と実際の要素の番号から1を引いた数字で示す。
例:aという名前の配列の1番目の要素を文字a、2番目をb、3番目をcとするには、
@a=("a","b","c");
と配列名に@をつけ、代入する要素を括弧の中にカンマで区切って書く。
これで$a[0]には文字a、$a[1]にはb、$a[2]にはcが代入される。
逆に
$a[0]="a";
$a[1]="b";
$a[2]="c";
として配列aを定義することもできる。
配列は文字だけでなく数字数字も代入することができて、$a[0]=1;$a[1]=2;などとする。
このとき$a[2]=$a[0]+$a[1]:と計算式を記述すると、$a[0]、$a[1]の内容が代入されている数字に
置き換わり計算結果3が$a[2]に代入される。