ワグナーの経費膨張法則
19世紀末ドイツの財政学者ワグナーは、歴史的な傾向として、経費膨張法則の存在を指摘した。
国家活動の増大→経費膨張(二つの国家目的)
(1)「法および権力目的」(軍隊、警察、裁判、外交)
(2)「文化的福祉的目的」(医療、救貧など)
国家活動の外延的および内包的な拡大
中央および地方政府は、新しい任務をとりあげる(外延的)とともに、旧来のものを一層拡大する(内包的)
国家活動の増大の原因
国内的・対外的な安全の確保、人口密度の増大、都市化、経済の拡大