古典的予算原則
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財政民主主義の手段としての予算制度のあり方を示すものが古典的予算原則である。
- (1) 公開性
- (2) 明瞭性
- (3) 事前決定
- (4) 厳密性
- (5) 限定性(流用禁止、超過支出禁止、単年度主義)
- (6) 単一性(予算は複数あってはならぬ)
- (7) ノン・アフェクタシオン(non-affectation)(特定の収入と特定の支出を結びつけてはならぬ)
- (8) 完全性(すべての歳出歳入が予算に計上されねばならぬ)
- これらの原則が古典的とよばれるのは、19世紀近代から20世紀現代になって、これら原則がやぶられるようになってきたからである。とくに(6)(7)など。